「私は不動産王になって日本を救います!」
「天から授けられたこの力を世のため人のために使わさせて頂きます!」
「そして必ずや日本に貢献出来る人間となります!」
おはようございます。
今朝は
モーリス君という少年について書かせて頂きます。
モーリス君は予定日より
6週間も早く生まれたため、
生後すぐに保育器に入りました。
そして、
その保育器内での過量酸素が原因で
ある障害を負うことになってしまったのです。。。
モーリス君が小学生になった時
理科の実験用に飼育していたねずみが
逃げていなくなるという事件が発生しました。
教室の窓もドアも閉まっているので
教室のどこかにいるのは間違いありません。
子供達はみんなで教室中を探しました。
それでもねずみは見つかりません。。
すると
先生は子供達に探すのを止めさせ、
みんなを椅子に座らせて言いました。
「ねずみは見つからないですね。
これからは
ねずみを見つけてくれるのに
一番力を持った方にお願いしたいと思います。
モーリス君、お願い出来ますか?」
その言葉を聞いて
子供達は騒然となりました。
「え~!!モーリスには無理だよ!
先生、忘れたの??」
子供達の反応には訳がありました。
モーリス君は全盲なのです。
保育器に入っていた時に
大量の酸素を吸い込んでしまった事が原因で
全ての光を失ってしまったのでした。。
先生は
子供達を静めて言いました。
「確かにモーリス君は目が見えません。
ですが、彼には神様から与えられた素敵な耳があります。
彼の聴力はあらゆる音を聞き分ける
素晴らしい力を秘めています。
彼はみんなには聞こえない
ねずみの小さな音を聞き分けて、
きっとねずみを探し出してくれることでしょう。
私はそう信じています。
モーリス君、お願い出来ますか。」
そうお願いされた
モーリス君は
その期待に応えて、
ねずみの出す微かな音を
聞き分け
見事にねずみを探し出しました!!
これが成功体験となり、
モーリス君は
この聴力を活かして
音楽の道に進み、
後に
聴力だけにたよる
シンガーソングライターとして
全米デビューを果たしました。
彼の
デビュー名は
スティービー・ワンダーと言います。
後に
彼は手記の中で
こう書いています。
『僕は目が見えないことを
ずっと心の中で負担に感じていました。
でも、
あの日
先生は
僕の耳を
「神様がくれた耳」
と褒めてくれました。
僕は
あの一言で
自身を持つことが出来ました。
先生ありがとう。』
そう。
人生は一言で変わるのです。
私は思います。
親の価値観を押し付けるから
子育てはややこしくなるのだと。
『答えはその子の中にあり。』
子供達がその羽を
存分に羽ばたかせ、
人生という大空を
自由に飛び回る事が出来るような
一言を発したいものですね。
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
心からの感謝を込めて。
「有難う。愛しています。」
神辺照喜