No.125 鯉のぼり

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「私は不動産王になって日本を救います!」

「天から授けられたこの力を世のため人のために使わさせて頂きます!」

「そして必ずや日本に貢献出来る人間となります!」

私のキャッチフレーズは

「不器用だけどひたすら実直に。

 あなたの喜びが私の幸せです。」

 

おはようございます。

今日は「こどもの日」ですね!

これから私は家族でお出掛けです。

大分に住む妹夫婦が

大分市内に家を買ったので、

そのお祝いを兼ねて

遊びに行って来ます!!

 

私は結婚当初、

自らが育った環境から

「子供は自分の感情など殺して

   親の期待に応えるよう頑張るものだ。

   人生は辛く、苦しいものだから。」

そのような価値観を

持っていました。

ところが

妻が育った環境は

まるで反対で

子供の意思を尊重し、

「親は子供が伸び伸びと生きていけるように

    後ろからしっかり子供をサポートしていこう。

    人生とは楽しく過ごすものだから。」

というような価値観でした。

つまり、

私が育った環境は

『親が中心』

妻が育った環境は

『子供が中心』

 

ですから

結婚して長男が生まれてからは

その考え方の違いに

大きく戸惑いました。。

私は自分が育った環境が当たり前だと

思っていたのですが、

妻から

『人生を楽しむ』

という言葉を聞いた時の

衝撃は

今でも

ハッキリと覚えています。

 

「えっ?楽しむ?

人生って好きなことをしてもいいの?

人生って我慢するものじゃないの?」

 

人は自分が育てられたように

子育てをするものです。

 

厳しい時代を生きてきた

父親の

悔しさ

後悔

劣等感

などから

「人生はこうあるべき」

「男はこうでなければ」

という様々な執着心を植え付けられていた私は

子育てについての考え方を

頑として譲らず、

その頃は

何かにつけ

妻とぶつかっていました。

 

今思えば

何て幼稚で

自分勝手だったのでしょう。

妻と

長男に

この場を借りて改めて謝罪します<(_ _)>

 

そんな私が

少しずつ

変わっていったのは

やはり

長男の影響が大きいです。

私達夫婦にとっての

初めての子。

本当に本当に

可愛くてたまらない

愛の結晶が

自閉症という障がいを

持って生まれてきました。

 

初めての

幼稚園の保育参観。

そこは

我が子がはじめて

家庭の外に出て、

自立に向けた第一歩を踏み出した姿を喜ぶ場。

周りのお父さんやお母さん達が

終始笑顔で

ビデオやカメラを我が子に向ける中、

妻は涙が出て止まらなかったそうです。

 

周りの子と

あまりにも違う

長男の様子が哀れに思えて。。

 

長男は自閉症であるがゆえ

感覚がとても過敏で

大きな音や

暗い場所、

強風などを

とても怖がりました。

幼稚園のお遊戯会の時です。

真っ暗に照明が落とされた

ホールの中に

両手で耳を押さえ

ぽろぽろと涙を流しながら

長男は入ってきました。

 

あんなに小さいのに

決して私が知ることの出来ない世界で

一生懸命戦っている。。

 

そんな出来事が

少しずつ

私の中の執着心を

取り払っていきました。

 

今では

私達夫婦の価値観の歯車は

ガッチリと噛み合い、

この時期の風物詩である

「鯉のぼり」のように

 

子供達には

人生という大空を

のびのびと自由に泳いでほしい。

そのために

夫婦で力を合わせていこうと思っています。

 

「こどもの日」思ったことを

取り留めもなく書いてみました。

そろそろ出発の時間です。

今日は少しロングドライブになりますが、

今日も『子供中心』

楽しみたいと思います(^-^)!!

 

 本日も最後までお読み頂き有難うございました。

心からの感謝を込めて。

「有難う。愛しています。」

神辺照喜

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