No.157 可能性の翼

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「私は不動産王になって日本を救います!」

「天から授けられたこの力を世のため人のために使わさせて頂きます!」

「そして必ずや日本に貢献出来る人間となります!」

私のキャッチフレーズは

「不器用だけどひたすら実直に。

 あなたの喜びが私の幸せです。」

 

おはようございます。

先日、長男が通っている

放課後デイサービス施設で面談がありました。

以前にも何度か書いたことがありますが、

私の長男は自閉症という障がいを抱えており

この春から

特別支援学校の中等部に入学した

中学1年生です。

とても優しくて繊細な彼は

小学校時代に

たくさんたくさん

傷付き、

嫌な思いをして

最後の2年間は不登校になってしまいました。

 小学6年生の頃は

不登校や引きこもりの子を対象とした

フリースクールに通学し、

その帰りに放課後デイサービスに通う日々を

過ごしました。

この放課後デイサービス施設は長男にとてもよく

合っていて、

現在も学校が終わるとこの施設に通う日々を続けています。

 

面談は久しぶりです。

どんな話が聞けるのかドキドキでしたが、

家庭では見せない一面を色々と知ることが出来ました。

彼の目標は

『19歳で一人暮らしをすること』

それに向けて

家事や食事を覚えたり、

車の免許を取得したりと

プランを練っているそうです。

また、

よく海外に出張している私の背中を見て

『将来は海外で仕事出来るようになりたい』

とも言っているとのこと。

家では以前と全く変わらない様子ながら、

しっかりと自立心が芽生えていることが嬉しかったです。

更に彼に自分の長所と短所を聞いてみたところ、

長所ばかりが挙がってきて

短所は『ない』と答えたそうです。

厳密に言うと

『短所は以前はあったけど、今はない。

 全てなくなった。』

と答えたそうです。

自分で自分の長所を挙げることが出来る。

これは自分を認め、自分に自信を持っている何よりの証でしょう。

今の彼の状態を知るのに充分過ぎる言葉でした。

親として本当に嬉しく思います。

 

彼は今、

その翼を目一杯大きく広げて

人生という大空へ向けて

飛び立つ準備をしているようです。

そんな彼には

大空を

伸び伸びと

自由に

楽しく

飛び回ってほしい。

常識や偏見などに捉われることなく

思いっ切りその長所を伸ばしていけばいいさ。

君の可能性は

この大空のように

無限なのだから。

 

彼がデイサービス施設で描いた絵を見ながら

私はそんな事を思ったのでした。

 

子供は誰しも必ず『可能性の翼』を持っている。

その翼を存分に伸ばしてあげることが

「子育て」の極意なのではないでしょうか。

 

本日も最後までお読み頂き有難うございました。

心からの感謝を込めて。

「有難う。愛しています。」

神辺照喜

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