No.511 奇 跡

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私の夢は「日本に貢献出来る人間となること。」

天から授けられたこの力を世のため人のために使わさせて頂き

必ずや夢を叶えてみせます!!

私の人生の目的は

「人に喜ばれる存在となって

 自分自身も幸せになることです。」

 

おはようございます。

今週末はどのようなご予定ですか?

出張を控えている私は、今日も普通に仕事です!

お休みの方も、お仕事の方も。

予定がある方も、予定がない方も。

何不自由なく暮らせているその幸せに感謝して、

今日も大いに楽しみましょうね!

 

 

『奇 跡』

 

2018年5月24日。

 

その日、奇跡は起きました。

 

小学5年生になる私の次男が、

3年振りに学校に行けたのです!

 

これを奇跡と呼ばずして何と呼ぶでしょう。

 

今朝はこの奇跡に至る過程を綴らせて頂きます。

 

そもそも、次男は今年の2月から学校に行ってはいました。

私の「ワクワクポイント大作戦!」が功を奏して、

毎日約1時間、学校に行くのは習慣となっていたのです。

(この辺りの詳細は

 『No.420  ワクワクポイント大作戦!』にて。

  http://n-n20031024.sakura.ne.jp/blog/no-420/

但し、お友達との交流は一切なし。

友達の目をやたらと気にする彼は、

友達の目に触れないようこっそりと

他の子達とは別の教室で

担任の先生と2人だけで過ごしていたのです。

それもそうでしょう。

空白の期間が長過ぎますから、

他のお友達の好奇の目に晒されるのが

どんなに怖いことか。

想像に難くありません。

 

担任の先生のご配慮もあって、

そのような形で毎日1時間のみ

登校出来るようにはなっていたのです。

そんな彼ですが、

以前からずっと通っていたデイサービス施設を

止めることになり、

新しく通い始めたデイサービス施設にも馴染めなくて

学校に行く時間の他は暇を弄ぶようになりました。

人間にとって暇ほど恐ろしいものはありません。

暇な時間は少しずつ人間の精神を蝕んでいくものです。

 

そんな折、次男の学年全体で

2泊3日の宿泊訓練が開催されることを知りました。

 

お友達との交流という

次のステージにして最大の難関。

そこに挑むには絶好の機会です。

そこである日の夜、私は次男を呼んで話をしました。

「どうするかの決定権はお前にある。

 どうするかは自分で決めていい。

 ただ、パパはお前の本心が知りたいから

 話をしてくれるか?」

そう言って話を切り出すと、

彼は色々な本心を話してくれました。

もう施設には通いたくないこと。

学校は楽しいけど、お友達に会うのは嫌なこと。

そして、彼の一番の望みは

学校に行ってお友達と一緒に遊べるようになること。

 

それを聞いた私は、

「だったら宿泊訓練に行こうよ!」と誘ってみました。

学校を離れた非日常の空間。

子供達は皆浮かれています。

そんな時にふっと次男が紛れていても

皆、彼だけに構っている場合ではないでしょう。

まさに大きなチャンスの到来です!

「考えてみる。。。」と答えた彼に私は言いました。

 

学校に行ってお友達と遊びたいんだったら、

これが大きなチャンスだと想う。

1人ぼっちの教室から抜け出したいんだったら、

少しだけ勇気を出そう。

1日だけ勇気を出して行ってみよう。

お前の怖さは分かるよ。パパも不登校だったから。

でも、ここから逃げちゃいけない。

大丈夫。お前なら出来るよ。

行ってみたら想ったよりラクなもんだよ。

1日行けたらホントにラクになるから。

もしも、お前が行くんだったら

パパは仕事休んでついて行ってもいい。

お前が行きたい時に行って、

帰りたい時に帰ってきたらいい。

 

 

次の日から彼は荒れました。

それもそうです。

小さいながら精一杯葛藤しているのでしょう。

学校に行きたい本心と、

好奇の目に晒される怖さが

彼の中で蠢いて、どうしようもなく苦しかったと想います。

とても行けそうな雰囲気ではなかったため、

一旦学校には欠席で返事をしたのでした。

 

しかし、

彼の本心を知った私は

やはりこの大きなチャンスを逃すわけにはいきません。

下手に考える時間があると、

マイナスの方向に引っ張られてしまうもの。

こんな時は考える時間が無い方がいい。

宿泊訓練当日の朝に、再度誘ってみようと決めたのでした。

 

そして迎えた当日の朝。

 

私はコーヒーを飲みながら

次男をソファに誘って、もう一度声を掛けてみました。

私「宿泊訓練行きたくない?」

次男「そりゃ行きたいけど。。。」

私「だったら行こうよ!今から!」

次男「え~~~~っ。。。」

 

その後、若干の紆余曲折がありましたが

彼は2日目の朝から予定されている

「カレー作り」から参加すると自ら決めました。

そして5月24日の朝。

彼は3年振りに同級生のいるクラスの輪の中に

飛び込んでいったのです。

 

当初はカレーを作ったら帰宅する予定でした。

お友達を前にしたら尻込みして、

途中で帰りたくなるかもしれないとも覚悟していました。

 

 

ところが!

 

 

 

何と!

 

 

 

 

そのまま宿泊!

 

 

お友達ともとても楽しそうに過ごしていたそうです。

楽しみにしていたキャンプファイヤーにも参加出来て、

終始笑顔だったとのこと。

予想外の展開に、

私と妻は奇跡を実感せずには居られませんでした。

 

奇跡って、

意外過ぎて

あっさりしている

ものなんですね。。。

 

こうして無事に次男は帰宅しました。

久々のお友達との交流は、

楽しくもあり

切なくもあり

複雑な心境となっていることでしょう。

 

この体験がきっかけとなってくれたらいい。

来週からの次男の生活が変わってくれたらいい。

彼が望む通り、学校でお友達と交流が出来るようになれたら

どんなに楽しいだろう。

 

でも、それすらどうでもいいことです。

 

確かなことは

次男の勇気が奇跡を起こしたということ。

そして、

そんな彼を誇りに想うこと。

 

今回は特別ボーナスで

300ポイント付与してあげます(^-^)!

私は夢を叶え、日本に貢献出来る人間となりました。

有難うございます!!

 

本日も最後までお読み頂き有難うございました。

心からの感謝を込めて。

「有難う。愛しています。」

中西紀二

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