「私は不動産王になって日本を救います！」

「天から授けられたこの力を世のため人のために使わさせて頂きます！」

「そして必ずや日本に貢献出来る人間となります！」

おはようございます。

今日、3月17日は

長男の小学校卒業式です。

 

 

ついこの前生まれたと思ったら

アッという間にこの日を迎えました。

最近は

身体つきも変わってきて

肩幅も広くなってますし、

声変わりもしています。

 

そんな彼は

自閉症という障がいを持って

生まれてきました。

幼い頃は

こだわりが強く

偏食も酷くて

風や音に超過敏だったり

初めての場所が苦手だったり。

鯉のぼりに付いている

風車を一日中眺めていたりと

とにかく

手の掛かる大変な子でした。

 

それまで

障がいを持つ方との交流が

なかった私は

漠然と

 

障がいのある子もその親も可哀そう。。

それだけはイヤだな。。。

と他人事のように思っていました。

 

それが

その当事者となってみて

あまりのショックに

その現実を受け入れるまでに

時間が掛かってしまいましたが、

今では

本当に

彼との出会いに感謝しています。

 

彼との出会いは

私の価値観を大きく変えてくれました。

彼によって

私は本当の愛の意味を知る事ができました。

彼が生まれてくれたからこそ

私は人間として大きく成長させてもらいました。

 

彼は

本当に純粋で美しい心の持ち主です。

とても優しくて争い事を嫌います。

生き物を愛し、

好きな物へ没頭した時の

集中力は素晴らしいものを持っています。

弟達にも優しくて

次男にとって自慢の兄貴だそうです。

やると決めた事はやり抜く頑張り屋さんでもあり、

面白い絵を描いて、

その文章力はユーモアに溢れています。

 

そんな彼のことだから

きっと

普通学級の皆ともうまくやっていけると

思っていた私のせいで

彼はたくさんたくさん傷付いてしまいました。

たくさんたくさん嫌な思いをして、

それでも無理して頑張って登校していたせいで

学校に行けなくなってしまいました。

 

学校に行けなくなって

もう1年半は過ぎています。

 

今日は卒業式ですが

長男は学校には向かいません。

いつものように

私と高速バスに乗って

フリースクールに向かいます。

 

小学校は卒業式。

長男にとっては普通の一日。。

壁に掛けられたままの学生服。。。

やけに綺麗なままのランドセル。。。

すべてはこれでいいのです。

答えは長男の中にあるのだから。

 

それが愛するという事だから。

 

 

今日この日を迎えた

長男の事を心から誇りに思います。

こうして2人でフリースクールに通うのもあと僅か。

今日は噛みしめるように贈り届けてきます！

 

純潔、卒業おめでとう！

お前のこと心から愛してるよ！！

自由に人生を楽しむんだぞ！！！

 

本日も最後までお読み頂き有難うございました。

心からの感謝を込めて。

「有難う。愛しています。」

神辺照喜