No.180 微かな光

LINEで送る
Pocket

「私は不動産王になって日本を救います!」

「天から授けられたこの力を世のため人のために使わさせて頂きます!」

「そして必ずや日本に貢献出来る人間となります!」

私のキャッチフレーズは

「不器用だけどひたすら実直に。

 あなたの喜びが私の幸せです。」

 

おはようございます。

今朝はブログのネタに苦しみまして。。(^-^;

あれこれ悩みに悩んでいたら

ふと、

一枚の賞状が頭に浮かびました。

その賞状と共に蘇るのは

あるエピソード。

今朝は

そのエピソードについて

思うままに書かせて頂きます。

 

時は2002年。

 

当時私はサラリーマンで沖縄に勤務していました。

その頃の私は

社会人の方を対象に資格取得講座を展開している

会社に勤務しており、

不動産関連の仕事をする際には必須と言われる

「宅建」という資格の専任講師をしていました。

その頃のポジションは

「国家試験部門」の部門責任者。

自慢ではないですが、

私の講義は大好評で(笑)

私が部門責任者となってから

業績は右肩上がり。

沖縄校、国家試験部門の月間売上げ

最高記録まで樹立したほどです。

 

話は少し脱線しますが、

やはりこの頃から人前に立って

『伝える』ことは好きでしたし、

私の性に合っていました。

自分の講義に自分で感動していたくらいです。(笑)

自分の好きなもの、得意なものは

自然と引き寄せてしまうものなのですね。

 

さて、話を戻しますが

当時の国家試験部門は私を含めて3名体制。

私には2人の部下がいました。

1人は現地採用の女性で、最初は事務職で入ったのですが、

その力量を買われ国家試験部門に配属されました。

もう1人は佐賀から来た男性の正社員。

彼は「行政書士」という資格を保有しており、

「行政書士」講座の専任講師として沖縄校に配属されました。

2人の部下は同級生で私の5つ下。

業績が良い事もあって

チームの雰囲気も良く、

私達は楽しく仕事していました。

毎月末の社内ミーティング。

予算を達成していない部門は沈痛な面持ちで反省会をしていますが、

私達は予算達成は当たり前。

月末は早々にミーティングを切り上げて、

私の奢りで飲みに行くのが習慣となっていました。

 

ただ、その会社というのが

典型的なブラック企業で。(笑)

勤務時間も長ければ

休みも取れない。

おまけにその頃、

社内全体としての売上げが落ちているとの理由で

社員全員

昇給ナシのボーナスカット。。。

それは

絶好調に売り上げを伸ばしている

私達も同じでした。

これでは一気に士気が落ちてしまいます。

案の定、若い2人の部下のテンションは急降下でした。

私は上司として

彼らのテンションを上げようと

色々と策を考えましたが

良い策が浮かびません。

チーム内の雰囲気も白けムードです。。

 

そんな時、私のもとに

ある知らせが届きました。

それはその年、

最も素晴らしい業績を挙げたものに贈られる

『最優秀社員賞』

に選ばれたとの一報です。

年末の最終営業日に行われた

社内ミーティングで

簡単な表彰式をして頂き、

私の人生で初とも言える賞状を受け取った時は

やはり嬉しかったです。

ただ、それと同時に

まるで自分事のように喜んでくれた

2人の部下の笑顔が印象的でした。

 

その賞には「金一封」が添えられました。

開けてみると

その中身は驚くほどに

少なかったですが、

私はその中から

部下の2人に賞与を出すことにしました。

「額は少ないけど、今はこれで我慢してほしい。

 会社の状況は厳しいけど、一緒に頑張ろう!」

そういう風な事を

一筆書いて2人に渡しました。

2人はとても喜んでくれて、

私達のチームは更に結束を固めることが出来たのです。

人生初の賞状にはそんなエピソードが付いています。

そのおかげで、

賞状自体は

もうどこにいったか分かりませんが

今でも心の片隅で

微かな光を放ち続けているのです。

 

 

余談ですが、

 

2人の部下はその後、結婚。

2人のキューピットとなった私は結婚披露宴で

新婦の主賓の挨拶までさせて頂きました。

今でも2人とはたまに会うのですが

会う度にこの話になります。

 

そして男性の部下は

いまだに私からの賞与を

使わずにもってくれているそうです。。。

 

 

『最幸』ですね(^-^)!!

 

 

 私は夢を叶え、日本に貢献出来る人間となりました。

有難うございます!!

 

 

本日も最後までお読み頂き有難うございました。

心からの感謝を込めて。

「有難う。愛しています。」

神辺照喜

LINEで送る
Pocket