No.273 結晶

LINEで送る
Pocket

私の夢は「日本に貢献出来る人間となること。」

天から授けられたこの力を世のため人のために使わさせて頂き

必ずや夢を叶えてみせます!!

私のキャッチフレーズは

「不器用だけどひたすら実直に。

 あなたの喜びが私の幸せです。」

 

おはようございます。

今日は長男の文化祭です。

特別支援学校中等部1年生の長男は、

余程環境が合っているのか

中学に上がってから自信に満ち溢れており、

今日の文化祭も家族皆に見て欲しい様子です。

以前は学校行事など一切見に来ないで

と言っていたのが嘘のような変貌ぶりです。

逞しく成長している長男の姿を見てきます!

9月も最終日。

皆様もどうぞ楽しい一日をお過ごし下さい!!

 

 

今朝の内容はややもすると語弊を招きかねません。

慎重に言葉を選びながら進めていきたいと思います。

 

 

私は来月の24日、

会社の代表取締役を父から承継します。

私の父は認知症を発症しており

その症状は少しずつ進行を続けています。

今では私が誰であるかも理解出来ていませんし、

日常生活にも支障をきたす場面も出てきました。

そんな父は

困窮にあえいでいた実家を立て直すため、

自身の夢であった大学進学を断念して

高校を出るとすぐに家業を継ぎました。

その家業の将来を憂い、20歳の頃から不動産投資を開始。

家業の傍らで地道にコツコツと不動産事業を拡大していき、

2004年に不動産事業を法人化。

その後家業は畳んで、不動産事業に特化しました。

法人化してから今期で14期目となります。

 

父は頑なで真っすぐな人でした。

確固たる信念のもと、愚直なまでに真っすぐと進む

想いの強い人でした。

「入居者よりも良い車には乗らない」

をポリシーとしており、

ある時は、不動産取引の決済の場に

あまりにボロ車で訪れた父の姿を見て

不動産業者が驚嘆の声を挙げたことがあったそうです。

 

そんな父もすっかり弱ってしまい、

事実上、事業からは引退。

ここ数年は私と母で会社を回している状態が続いています。

 

そのような中で迎えた今年6月のある日のこと。

その日、弊社の顧問税理士の先生が

第13期の決算報告にいらっしゃいました。

第13期は会社設立以来最高の決算内容となっており、

利益も最高額が出ていました。

何と言っても入居率の改善が大きなその要因です。

先生からは

「第14期はこの入居率からのスタートとなるため

 更なる増益が考えられる。

 そのための節税対策を検討しておいた方がいい」

とのアドバイスを頂きました。

そして

「車を買い換えては如何ですか?」と続けられたのです。

そうです。

社用車として父が購入した車はすでに償却を終えており、

決算書には簿価として1円のみ記載されていたのです。

父はすでに免許証を返納、今ではその車は母のみが運転しています。

 

その言葉を聞いた時に

私はふと閃きました。

「節税対策になるのであれば、

 是非両親の車を買い換えてほしい。

 私が代表を承継する前に

 一度も新車に乗った事がない両親に新車に乗ってほしい。

 父が今日までを築いてきた証を形にしてほしい。」

 

早速その旨を母に伝え、

翌日から私は動きました。

母と一緒にディーラーを回り

購入法について金融機関に打診し

色々と精査した結果、

メルセデス・ベンツのEクラスに決定。

しかも思ってもいないような好条件で

購入することが出来たのです。

 

 

 

そして、、、

 

 

昨日がその納車日でした。

 

 

 

ここで語弊のないよう言っておきますが、

私が今朝のブログで伝えたいのは

「ベンツが買えて凄い」とか

「ベンツに乗れてカッコいい」とか

そういう事ではありません。

 

代表を受け継ぐ前に、

父が築いてきた功績を

形に出来て良かった。

 

ただそれだけです。

その想いで動いた結果

たまたまベンツとご縁を頂いた、

それだけです。

この車は私の物でもなければ

会社の資産でもありません。

尊敬する父の想いの結晶なのです。

そのことを強調させて頂きます。

 

納車後初のドライブは、

デイサービス施設に行っている父を迎えに行きました。

父はとても喜んで、

子供のような笑顔でドライブを楽しんでくれました。

 

親父、ありがとうね。

この車は貴方のものです。

貴方の想いを形に出来て良かった。

心して代表を継がせて頂きます。

 

私は夢を叶え、日本に貢献出来る人間となりました。

有難うございます!!

 

本日も最後までお読み頂き有難うございました。

心からの感謝を込めて。

「有難う。愛しています。」

神辺照喜

LINEで送る
Pocket