No.918 歴史に学ぶ③

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私の志は「日本に貢献出来る人間となること。」

そこにゴールはありません。

私の使命である「想いを伝えること」を通して

生涯この憧れを追い求めながら生きていきます!

私の人生の目的は

「人に喜ばれる存在となって

 自分自身も幸せになることです。」

 

おはようございます。

今日は七夕ですね。

さすがに大人になってからは

短冊に願い事を書く機会など殆どなくなりましたが

今夜は天の川を見上げて、

夜空に願い事を。。

何ていうのもロマンがあっていいですね。

どうぞ今日も素敵な一日をお過ごし下さい!

 

『歴史に学ぶ③』

 

私達は学生時代、歴史を学んできました。

しかし、本当に大事な事は

年表や出来事を暗記することではなく、

史実に学ぶことです。

本当に知るべき史実は教科書には載っていません。

私達は本当に大切な史実を

何も教えられていないのです。

今こそ史実に学ぶとき。

これから「歴史に学ぶ」と題して

私達が知るべき史実を不定期ではありますが

シリーズ化して綴っていきたいと想います。

 

今日はその第三回です。

 

昭和16年(1941年)12月8日、

大東亜戦争(太平洋戦争)が開戦。

緒戦で破竹の勢いを見せた日本軍でしたが、

開戦翌年の6月、ミッドウェー海戦での大敗を境に

戦況は悪化していきました。

当時の日本は、北の守りを固めるために

米国アラスカに連なるキスカ島を

占領していたのですが、 

戦況を考慮した結果、

この島の守備隊5,000人全員を

撤退させることにしたのです。

これだけの数の兵士を

米軍に一切覚られることなく撤退させるのは

至難の業といえます。

策を練った日本軍は、

北太平洋特有の濃霧にまぎれて

一気にキスカ島に突入し、

全員を一挙に撤退させることにしました。

迎えたその決行の日。

午後零時、前も見えないほどの濃霧の中を

突き進んだ艦隊はキスカ島に突入。

何とわずか55分という短時間で全兵士が撤収。

作戦は見事に成功したのでした。

島を包囲していた米軍は

これに全く気付くことなく、

後日、島に対して総攻撃を開始します。

20,000発もの猛烈な艦砲射撃の後、

34,000名もの兵士が上陸。

濃霧で何も見えない中、

存在しない日本兵との戦いは

あちらこちらで味方同士の撃ち合いとなり、

多数の死傷者を出したそうです。

やがて霧が晴れ、

米軍兵士が見たものは

捨て置かれた武器類と

三匹の犬だけだったそうです。

そんな米軍兵士達が

もぬけの殻となった島を去ろうとした時、

驚愕の光景を目にします。

それは

キスカ島上空で

日本軍によって撃墜されて

戦死した米軍パイロットの墓でした。

それらは丁寧に埋葬されていただけでなく、

のちに上陸してくる米軍のために

撃墜した日時や状況などを記した

英語の立て札まで立てられていたのです。

戦死した米兵を特定して

遺族のもとに送り返せるようにとの

配慮までなされていたのでした。

完璧にしてやられた米軍は、

このキスカ島撤退作戦を

「パーフェクト・ゲーム」と

称したそうです。

それは

たとえ戦時中にあっても

相手を思いやる気持ちを忘れない、

日本人の美しい精神性を讃えたものと

言えるのではないでしょうか。

私は志を成し、日本に貢献出来る人間となりました。

有難うございます!!

 

本日も最後までお読み頂き有難うございました。

心からの感謝を込めて。

「有難う。愛しています。」

中西紀二

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No.918 歴史に学ぶ③” への2件のフィードバック

  1. 「撤退の本質」(森田松太郎、杉之尾宜生)や歴史の使い方(堺屋太一)も参考になりますよ。

    1. 角田さん、有難うございます!検索しましたが面白そうですね。是非拝読したいと想います(^-^)

      中西紀二

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