No.108 目線を合わせて。。

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「私は不動産王になって日本を救います!」

「天から授けられたこの力を世のため人のために使わさせて頂きます!」

「そして必ずや日本に貢献出来る人間となります!」

おはようございます。

 

先日のこと。

次男が私に話かけてきました。

 

「ねぇ、パパちょっといい、、、」

 

と何か改まった様子です。

 

「どうした?」

 

と話を聞いてみると

 

「ゲームソフトの最新バージョンが出たから

 インターネットでダウンロードさせてほしい。。」

という事でした。

 

普段から

ゲームについては

時間を含め

何かと指導していますから

次男としては

「ひょっとしたら怒られるかも。。」

警戒していたのでしょう。

 

私は

次男の申し出を快諾し、

その後

彼を呼んで

目線の高さを合わせて

言いました。

「今、お前は落ち着いてきちんと

 話してくれたよな。

 お前がきちんと話をするなら

 パパはいつでも

 きちんと話を聞くよ。

 だからこれからも

 何でも話てくれていいからね。」

 

私は

子供達と話をする時、

目線の高さを合わせるようにしています。

それは私自身、

こんな経験があるからです。。。

 

 

私の父は

とにかく言葉が足りない人でした。

それでいて

自我がもの凄く強くて

自分の人生で悔いているものを

私で果たそうと

私に過剰な期待をかけていました。

いつしか

私の人生は

「父の期待に応えるためのもの」

となっていました。。。

 

 

そうして色々なものを背負い過ぎ、

何もかもがイヤになった

15のとき。

私は登校拒否になって

家に引きこもっていました。

 

そんなある日のこと。

 

当時、車に興味を持ち始めていた私は

新聞の折込みチラシに入っていた

中古車のチラシを見て、

あるスポーツカーに

目が留まりました。

 

トヨタの白いセリカ。

価格は65万円でした。

 

「これはカッコいい!」

そう思った私は

何となく

そのチラシを父に見せて

「俺、免許取ったらこの車を買いたい」

と言いました。

 

 

 

すると、、

 

 

 

父から返ってきた言葉の

あまりの意外さに

 

 

 

私は衝撃を受けたのです。

 

 

 

父の言葉は

 

 

「初めて買う車だから

 それぐらいが丁度いいだろう。

 カッコいいじゃないか。」

というものでした。

 

それは、、

初めて

父に

受け入れてもらえた瞬間でした。

父が

私の目線に降りてきてくれた。

初めて

父に肯定された瞬間であり、

初めて

父親の愛を感じた瞬間でした。

 

父としては

当時の私の状態を

哀れんで

このような言葉が出たのでしょうが、

この時の

父の言葉は、、、

 

嬉しかった。。

 

今でも

その時の衝撃はよく覚えています。

てっきりいつものように

小馬鹿にされると思っていた私は

嬉しいような、

拍子抜けしたような、

父と対等に話が出来て

少し大人になったような、

そんな複雑な心境になりました。

 

 

この時に私は知ったのです。

父親の言葉の重みを。

父親が目線を合わせて話す時、

子供は「自己承認」と「愛」を感じるのだと。

 

ですから

私は

何か話をするとき、

子供達の目線の高さまで降りていき

目線を合わせて話をします。

たとえ3歳児の三男であっても。

 

子供に何かを伝えようと思ったら

目線を合わせて落ち着いて話をする。

それを大切にしていきたいと思います(^-^)!!

 

 

 

本日も最後までお読み頂き有難うございました。

心からの感謝を込めて。

「有難う。愛しています。」

神辺照喜

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