No.163 魔法の言葉

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「私は不動産王になって日本を救います!」

「天から授けられたこの力を世のため人のために使わさせて頂きます!」

「そして必ずや日本に貢献出来る人間となります!」

私のキャッチフレーズは

「不器用だけどひたすら実直に。

 あなたの喜びが私の幸せです。」

 

おはようございます。

新しい週のスタートですね!

今朝は4時半に起きて10kmランニングしてきました。

今週も大いに楽しみましょう!!

先日のこと。

夜、仕事を終えて帰宅すると

食事もとらず

お風呂にも入らず

次男を連れて出掛けました。 

 

 

 

向かった先は、、、

 

 

クワガタ採集です!!(笑)

 

 

私の次男は

小学4年生。

もう何度もこのブログに書いていますが

発達障害を抱える彼は

不登校になって

もうすぐ2年になります。

この状況を

自分で許せない彼は

自責を続け、

自分を責めては

荒れる日々を繰り返しています。

そんな時、

彼からの必死のSOSに対して

明確な答えを与えてあげられない

自分をもどかしく思います。

 

彼をどうにかしてあげたい。

 

早く彼を救ってあげたい。

 

出来る事なら代わってあげたい。

 

そう思いながらも

話を聞いて

慰めの言葉をかけるくらいしか出来ません。

 

ある日、帰宅すると

次男が荒れに荒れていました。

学校の代わりに通っている

放課後デイサービス施設で何か嫌な事があったのかもしれません。

大声で喚き散らし

周りのモノに当たって

それはそれは大変な状況でした。

幼い三男はその様子に怯えるほどです。

私はいつものように

話を聞いて

慰めるのですが

この日は全く効き目がありませんでした。

 

そこで

私は彼に提案したのです。

 

『今度、クワガタ採集でもいこうか?』

 

もちろん

この提案をしても

彼の問題は何も解決しません。

それは分かっています。

ただ、こんなに苦しんでいる彼に

何か「楽しい」と思える提案をして、

彼の心が一時的にでも

救われてくれればと思ったのです。

私のその提案を受けた彼は

人が変わったように

目を輝かせたのでした。(笑)

 

そして先日が

その約束の日だったという訳です。

 

とは言え

梅雨も上がっていない今のこの時期、

クワガタ採集にはちょっと早過ぎます。

「おそらくまだいないだろうな。。。」

とは思いながらも

約束は約束ですから

次男を連れてクヌギの木がある採集スポットに

出掛けました。

 

私は最近も何かと忙しい日々が続いており、

夜の会合も重なって

睡眠不足気味でかなり疲労が蓄積されています。

22時近くなって

いい加減お腹も空いているのですが

そんな中、

次男の頼りないナビに誘導されながら(笑)

3箇所のスポットを回りました。

 

 

 

その結果は、、、

 

 

 

収穫ゼロ。。。

 

やはりちょっと時期が早かったのかもしれません。

あんなに楽しみにしていた次男は

さぞ意気消沈していることでしょう。

また梅雨明けに再チャレンジしようなどと言いながら

家路に向けて車を発進させようとした

 

 

その時。

 

 

次男が言ったのです。

 

 

『パパ、ありがとう。』

 

 

その言葉を聴いた瞬間、

空腹感も

疲労感も

全て吹き飛び、

私の心は何とも言えない幸福感で満たされました。

そして

彼に言ったのです。

『お前がそんなに言ってくれるんだったら

 パパはいつでもクワガタ取りに連れて行くよ。

 また絶対行こうな。

 そして、今、お前が「ありがとう」って言ってくれて

 パパは本当に嬉しかった。

 それはもの凄く大事なこと。

 学校に行くことなんかよりも大事なこと。

 大丈夫。お前は立派な大人になれるよ!』

 

 

「ありがとうは魔法の言葉」

と聞きますが

まさにそれを実感した出来事でした。

そして、たとえ学校に行けてなくても

大切な事が身に付いている

次男の成長ぶりが嬉しかったです。

 

 

次回は梅雨明けに

朝4時に起きてクワガタ採集に行く予定です(^-^)

 

本日も最後までお読み頂き有難うございました。

心からの感謝を込めて。

「有難う。愛しています。」

神辺照喜

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