No.178 醍醐味

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「私は不動産王になって日本を救います!」

「天から授けられたこの力を世のため人のために使わさせて頂きます!」

「そして必ずや日本に貢献出来る人間となります!」

私のキャッチフレーズは

「不器用だけどひたすら実直に。

 あなたの喜びが私の幸せです。」

 

おはようございます。

先日、ある方の退去立会いに行ってきました。

今年は本当に退去される方が少なくて、

今年に入って今回で2件目です

今回の入居者さんは、女性で居住期間は9年。

まだまだここに住んでいたいものの、

ご本人さんの年齢的な事情もあって

遠方にいる娘さんの近くに越されることとなりました。

 

この方は、以前、娘さんが出産で戻ってこられていた際に

エントランスでお会いし、

その事を知った私は出産祝いを持参。

するとその後、

思いがけず内祝が届いたというエピソードがあって

とても思い入れの強い方でした。

 

退去されるのは残念ですが、

事情的に致し方ありません。

私は気持ち程度ですが

感謝の気持ちを込めた菓子折りを持って

退去立会いに伺いました。

入居期間中のエピソードにもあるように

入居者さんとの信頼関係が構築されていると

退去立会いで揉める事など皆無です。

今回も穏やかな雰囲気の中、

滞りなく手続きは完了。

入居者さんからは

沢山の感謝の言葉を頂いた上、

お礼の品まで頂戴しました。

私も沢山の感謝の言葉に菓子折りを添えてお返しました。

 

大家業をやっている者として、

退去されるのは辛いですが

退去立会いが終わり

本当に最後の最後。

入居者の方とお別れする際、

笑顔で

『本当にお世話になりました。

 有難うございました。』

と言われる瞬間は

身震いするほど

嬉しいです。

ある意味、

この瞬間こそ

大家業の醍醐味と言えるかもしれません。

 

私の理念は

『大家業は人生貢献業』

大家業を通して、入居者の方々の人生に貢献するのが

私の仕事です。

今回退去されたこの方が、

いつか私の物件に住んでいた頃を思い出されて

 

「あぁ、あそこに住んでたなぁ。。」

 

「あの大家さんにはよくしてもらったなぁ。。」

 

と生涯に亘ってそのように思って頂きたい。

 

そんな仕事をしたいと思っています。

 

退去は辛いですが、

退去立会いに行って、

入居者の方と最後にお別れする際にこそ

大家業の醍醐味があると言えます。

 

私はこれからも

自らの『理念』に則った賃貸経営を行い、

入居者さんの生涯の記憶を飾る仕事をしていく。

 

大家業の醍醐味に触れ、

改めて襟を正した出来事でした。

 

私は夢を叶え、日本に貢献出来る人間となりました。

有難うございます!!

 

 本日も最後までお読み頂き有難うございました。

心からの感謝を込めて。

「有難う。愛しています。」

神辺照喜

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