No.94 スタンド・バイ・ミー

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「私は不動産王になって日本を救います!」

「天から授けられたこの力を世のため人のために使わさせて頂きます!」

「そして必ずや日本に貢献出来る人間となります!」

おはようございます。

 

昨夜もまた夢を見ました。。

 

私には

かつて

とても仲の良い友人が

3人いました。

幼少期に出会い、

中学・高校・大学の頃は

ずっと4人で一緒に同じ時間を過ごした

大切な友人でした。

 

1人は

小学生からの付き合いで、

小学5年生くらいの頃から

互いの家によく泊まりに行ってました。

大量のお菓子を買い込んで

深夜まで話込んだものです。

大抵の悪い事は

彼から教わり、

中学2年の冬。

私にタバコを勧めてきたのも彼でした。(笑)

でも

決して不良ではなく、

根は真面目なスポーツマンで努力家。

彼とが

一番気が合っていて、

2人でいる時間も多かったです。

将来は体育の教師を目指しているヤツでした。

 

もう1人は

幼稚園から一緒です。

小学生の時に

父親の仕事の関係で

関東に転勤。

中学2年の時に再び

地元に帰ってきました。

彼は

とにかく要領の良いヤツで

いつ勉強しているのか分からないぐらいなのに

成績優秀。

たいしてカッコ良くもないのに

女の子にはモテモテ。

頭が切れて弁が立つタイプです。

彼は

関西の大学に進み、

大学時代は

そこまで何回も遊びに行きました。

軍資金を増やそうと

2人でパチンコに行き、

まさかの惨敗を喫して

大阪でカップラーメンを食べる破目になったのは

良い思い出です。

 

最後の1人は

典型的なヤンキーで(笑)、

とにかくやんちゃでした。

彼の家は

溜まり場になっていて

毎年

大晦日の夜は

彼の家に集まって酒盛りしていました。

そんな彼ですが

とにかく両親を大事にしていて

家はお店をしていたのですが、

そこをよく手伝っていました。

彼の

そういう所が大好きでした。

彼は

美容師を目指し、

高校を卒業すると

美容室に弟子入りしました。

 

 

このように

超個性的で

大好きな3人と

ずっと一緒だったのですが、

 

今は

 

もう

 

連絡を取ることはありません。。

 

 

私の方から

縁を切ってしまったのです。。

 

 

大学を卒業してから

約1年間

引きこもりとなっていた時に、

私は全ての人間関係を絶ち切りました。

もちろん

心配した彼らが

何度も連絡してきていたのですが

私は一切何も返しませんでした。

引きこもっていた時に

自殺未遂を行いました。。

「俺はあの時に死んだんだ」と決め、

過去の人間関係を一切絶ってしまったのです。

そうでもしないと

生きていけませんでした。。

自分を恥じ

人生を憎み

人生に絶望していた私には

本当に

ゼロからのリハビリが必要だったのです。。

 

 

あれから

20年近い時間が流れました。

 

 

私は

今でもよく

彼らの夢を見るのです。。

 

昨夜もそうでした。。

 

彼らと過ごしたあの日

どうでもいいようなあの時の事を

今でも夢に見ます。

 

 

私と彼らの人生が交わることは

もう無いのかもしれません。

 

風の便りによると

 

スポーツマンの彼は

現在、

高校の先生。

要領の良かったアイツは

会社を経営。

ヤンキーだった彼は

リーゼント専門!の

美容室をやっているそうです。

 

 

みんな夢を叶えやがって。。

 

もう二度と

彼らに会う機会が無かったとしても

私は彼らのことが

今でも大好きで

今でも誇りに思っています!

 

そして

もしいつか

彼らと再会する機会があれば

「俺は不動産王やってるよ!!」

と笑顔で言えるようになっていたいです(^-^)

 

スタンド・バイ・ミー

あの日の俺達に

心からの敬意を表して。

 

本日も最後までお読み頂き有難うございました。

心からの感謝を込めて。

「有難う。愛しています。」

神辺照喜

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